Tさん

矢島助産院への長い道のり―

 そろそろ2人目をと思ってから娘を授かるのに、結局2年かかってしまいました。長女出産後に矢島助産院を知り、次はここで!と決めてから四年…この間、ファミリーサロンやヘルパーさんには随分お世話になり、目の前の道を月イチペースで歩いていましたが、助産院には入ることが出来ず…

 ついに妊娠し、多少不安の残る中うけた初回説明。病院との連携についてきくと、助産師さんの言葉の端々に心から土屋先生を信頼していることが伺えました。それが決め手!!でようやく明るい気分で分娩を申し込めたのでした。

「そこが腕の見せ所」―

 前回のお産では自分が今何をすればよいのかわからず、痛みにのせてイキんでしまい、おシモをさいて娘を産出しました。「助産院だと切れないらしい」と耳にしたのがそもそも興味をもったキッカケです。でもどうやって?ある健診の日聞いてみると、助産師さんが「そこをうまくリードするのが、助産師の腕の見せ所かなー」と。期待がふくらみます。しかも、陣痛の中入院してみると、夜勤の担当はあの助産師さん。よい腕を見せていただきましょう!!…本当にその手の方へ導かれて次女がこの世に誕生しました。女に二言はない。イヨッ!!本当に有難う。

「私はバカにはならないけど」―

 後期学習会で「バカになる」「別世界に行く」という言葉を聞き、夫にはとても心に残ったようでした。一方私は「2度目のお産、何もかも前回よりSTEP UPする!」と決めていたので、心の中で「でも私はそこまでいかないと思う」と思っていました。

「汗をかき出すとお産が進んできた合図」と聞いても「私は汗かかないタイプだからな」なんて。

 しかしまぁ、今思い返しても顔から火が出るような取り乱しようでした。長女が横にいるのに泣き声は言うは叫ぶわ、汗をかかないどころか、暑くて暑くて学生さんに「ウチワ!!」とどなるわで、正直お産の振り返りがまともにできていません。

 でも、みんなの声に励まされ、下手くそなりに周りを信じてなんとかお産を乗り越えら本当に本当に今幸せです。そしてこんなヘタレな母を信じて、きっと母よりずっと頑張って出てきてくれた次女。尊敬します!有難う。ずっとドキドキしながら私のそばにいてくれた長女。その長女を後ろから抱きしめつつ私のことも見守ってくれたダンナ様、有難う。

産後のケアも素晴らしい!―

 矢島さんのお産の素晴らしさ、アットホームさ、お食事の美味しさ…どれも噂通りで大満足です。そしてこれは知らなかったのですが、入院中のケアが素敵すぎ!!おっぱいマッサージにお灸、背中のアロママッサージ…これらを赤ちゃんと添い寝でうけられるのもとても良いです。赤ちゃんのようす、体のこと、いろんな話をしながら不安が1つ1つ解消されていくようです。夜中でも赤ちゃんが泣く度、授乳の度寄り添ってくれて心強いのです。「この場合はこうしましょう」という教科書的な教え方はせず「こうしてみましょうか。」「あら、ちがうね。じゃあこの手でどう?」「このこはこういうタイプなんだ」「今はそんな気分じゃないみたいね」こんな一見何でもないような言葉に母親は今後も救われるのだと思います。

 大好きなこの街に、また1つ大好きな場所がふえて幸せです。

 矢島先生、皆様、有難うございます。