Sさん

 産院に到着してから一時間半での出産。三人目にして一番大きくて。一番スピーディーなお産でした。

妊娠初期から貧血もあったし、体もしんどいと感じる日が多かった今回、赤ちゃんが元気で生まれてきてくれることを心から願って、予定日から一週間過ぎたこの日を待ちに待っていました。次女の出産に続き、また助産院で産む喜びと楽しみを体験できたことは、私の人生の中での大きな自慢と幸せの種になると思っています。

 初期の貧血は本当にしんどかった。つわりで食べられかったというのもあるけど、あんあに体がしんどいのは初めてで、4人のお子さんのママである助産師さんに「3人目がやっぱりしんどかったよー」って言われてみんなそれを乗り越えて元気な子を産んでるんだ!と勇気が出ました。アルプス薬局でいただいたレバコールとアスリーブ、値が張るので泣きそうでしたが効果はバツグン!体作りって大切ですね。出産だけに限らず、ずっと元気でいるためにも、いたわってあげなくちゃと思いました。体が元気なら心も元気です。母が元気なら、子どもも、仕事で疲れた夫も元気です(たぶん)。

 楽しみにしていた20週を過ぎての助産院での健診。幼稚園で行かれない長女はくやしがっていたし、2歳の次女も「やじまさんいくー」と楽しみにしていました。子どもにも好かれる場所ってステキですよね。

 中期・後期・magiwaと何度かある学習会で顔を会わせるお母さん達。健診で交わす言葉も増えるし、出産が重なって入院生活が楽しく会話できるのも矢島助産院で産む魅力の一つだと思います。上の子の話しや夫の話し、仕事の話しなど、とにかくしゃべることでストレス発散にもなるし、同じ想いをもっている人がいるって知るだけでも元気が出るし、おいしいごはんがもっとおいしく感じました。病院でベットの上で食べる一人ごはんは淋しいです。

 夕食後、矢島さんを交えての談話で女性の地位を守る、出産に対する熱い想いやだんな様との馴れ初めを聞くことが出来たのが楽しい思い出です。テレてる矢島さんは本当にかわいらしかった。ステキなご夫婦、憧れです。

 近頃よく聞く無痛分娩とか和痛分娩。私は出産の痛みは決してつらい痛みではないと思います。あの痛みがあるから語れる出産でもあるし、自分の誇りにもなるんだと思っています。どうか、無痛分娩などが当たり前になんかなっていきませんように。3人の娘には、女性の身体がどんなに素晴らしくて不思議なものであるかを伝えられる母でありたいと思っています。

 今回こうやって無事に三女を出産できたことに矢島さんはじめスタッフの皆様に心から感謝しています。本当に幸せな気持ちで満たされています。分娩室で矢島さんの「愛してるからね」が嬉しかった。忘れません。

私もいつか仕事をはじめたとき、皆さんのように生き生きと、そして人を幸せにできるよう常に心がけていきたいと思います。

 最高の時間をどうもありがとうございました。

 

見守ってくれた家族へ―

 長女、2回目の立ち会いありがとう。前より大きくなって、きっとびっくりドキドキもしてただろうね。手を握ってくれたの嬉しかったよ。すごくたのもしく感じました

 次女、ちっちゃい手で頭をなでてくれてありがとう。「あかちゃんがんばれ」もしっかり聞こえました。りっぱなお姉ちゃんに見えたよ。妹よろしくね。

 夫、娘三人とも立ち会えたね。すごいね~。語ってやってね。これからは娘三人+私の口うるささに負けずに頑張って下さい。仕事大変だよね。本当にありがとね。

 お母さん、私を女に産んでくれてありがとう。出産の喜びを満喫できました。子ども達の世話もどうもありがとうございました。

 最後に赤ちゃん、私達のところに生まれてきてくれてありがとう。かわいい、かわいい女の子。優しくてパワフルなお姉ちゃん達と仲良くね。お母さんも仲間に入れてね~。