カテゴリー: 感想ノート

Fさん

『ジェットコースターのお産』

 私にとって人生三度目のお産は、一言で言うと「ジェットコースターのお産」でした。それは、スピード感たっぷりで、ちょっぴりスリリングなものだったからです。

 陣痛が始まったのは、予定日を二日過ぎた17時頃でした。はじめは陣痛かどうかわからず、家にいてくれたパパに「もしかしたらきたかも。お酒は一応飲まないでね。」と伝えると、「ついに、来たぞ!」と、すぐに子どもたちに話をしていました。痛みが23回と続き、間隔を計ってみると約6分。助産院に17時半頃に電話をしました。助産師さんが出てくれて、「食事をすませてから、お風呂には入らないで来て下さい。」と三人目だからと配慮してもらいました。痛みが少しずつ強くなりながら食事をすませ、家族四人で車で助産院へ向かいました。

 助産院へ着いたのは19時頃。大分痛みは強かったけれど、まだ少し余裕がありました。内診してもらうと「子宮口は5cm開いている。いい感じ。赤ちゃんの向きがまだ少しはまってないかな。」とのこと。矢島先生は落ち着いた表情で「以外と三人目は時間がかかることがあるから、今日の日付で生まれるかどうかねぇ。」と話してくれました。上の子2人(6歳と2歳)がいるので、正直「そんなに遅くなったらイヤだなぁ、でもどうかなぁ、お風呂に入ってきた方が良かったかなぁ。
などと考えていました。

 助産院の軟らかいズボンに着替えて、お産のお部屋へ。この時も5~6分間隔のままで、その5~6分が随分長く感じました。助産師さんがバースプランを見て、お部屋を暗くしてくれ、陣痛の時におしりを支えてもらいました。とっても気持ちが良かったです。

3回程ゆるやかな陣痛が続いたので、赤ちゃんの向きを良くするために腹ばいの姿勢になりました。すると急に陣痛が強くなりはじめ…。2回の腹ばいの後には、いきみたくなるほど陣痛がガンガンに強くなっていました。この時にはもうジェットコースターで言うなら頂上へ向かってグングン登っている感じです。体も熱くなっていました。

 助産師さんが「すすんでますね!」と言ってくれTVの部屋に待機していたパパ、子供たち、矢島先生達を呼びに行ってくれました。暗くしていた部屋の灯りがつき、みんながきて一気ににぎやかになりました。私はもうかはりの痛みに声を上げあちらの世界一歩手前という感じでした。

 そうしていると、助産師さんか矢島先生に「立ちましょう!」と声をかけられました。「三人目のお産は立ち産をしてみたい!」と事前に伝えてあったので、声をかけてくれたのですが、私は「え?もう?!」とびっくりしながらも支えられるがままに、パパに抱きついて立っていました。かなりの痛みに、「あー、やっぱりお産は痛い!」と思いつつ、「もう出てきちゃうのかな?」とも思いつつ、かなり全身に力が入っていたと思います。みなさんが「ファーだよ、短くファーファー」と声をかけてくれ、助産師さんが手を強く握ってくれパパが支えてくれ、本当に心強かったです。

 立つことで重力が働き、赤ちゃんも出やすくなるのか、2・3回いきむと頭も体も出てきてくれました。立っていた時間は約6分だったそうです。その6分は、ジェットコースター(立ち乗り)をかけおりていくようなあっという間の時間でした。私にとってのフィーリングバースは、今回そのスリルとスピードを感じたことでしょうか。

 助産院に着いてから1時間での出産というあまりの早さに、しばらく放心状態でしたが、赤ちゃんを自分でとり上げて(パパとはさんで)上の2人の子どもがたくさんのスタッフのみなさんに囲まれて安心してお産に立ち会えて(2人ともとってもいい顔してました!)、なにより赤ちゃんが無事にうまれてきてくれて、本当に良かったです。

 産後は後陣痛(三人目は辛いですね…)に苦しんだり、乳首を浅くすわれていたくなったり、寝られなかったりして、少々元気をなくす夜もありましたが、退院を明日にひかえた今日は、いいお産が矢島助産院でできて本当に良かったと心から思っています。

 矢島先生の落ち着きのある安心感と、助産師さんの惜しみない心配りやあたたかい手のぬくもりと、実習生のみなさんの明るさに支えられたお産でした。

入院中もおいしくて体が喜ぶ食事に、毎日の母体ケア、顔をあわせるとスタッフの方から「痛いところとかないですか?」などなどの声かけ、食事中にお部屋掃除、同じ入院中の方との食事、すぐに持ってきてくださる洗濯ものなどなど、どれも矢島助産院ならではで、一人目も2人目も違う助産院で出産している私にとって、「三人目、ここで出産できてよかったー!」と思えることばかりでした。

矢島助産院そのものが“母性”のようだと感じました。スタッフのみなさんの雰囲気もとても良くて、コミュニケーションがとても健康的とうかなんというか。安心して入院生活を送れました。そして“教育的”だなとも思いました。わからないことがあると、具体的にわかりやすく教えてくれました。三人目なのにおっぱいのあげ方も忘れていた私にコツを教えてくれたり、後陣痛のワケを教えてくれたり…。後期学習会で矢島先生が職場体験の中学生に話を聞いている姿も印象的でした。おまけにみなさん共感的で本当に優しい!

何だかツラツラと長々と書いてしまいました…。私にとっての三度目の出産を温かく支えていただき、本当にありがとうございました!

この体験を宝物にして、これから私にできること(まずは体を休めること、三人の子育て、素敵なお産を友人や娘たちに伝えていくことなど)をしていきたいと思います!

 

Iさん

 14年ぶりの妊娠。嬉しさ半分とまどい半分、不安たくさん…

そんな状況で、私の妊娠生活はスタートをきりました。上の子2人は若く出産して(21歳と23歳)若いうえに乗り越えられるパワーがあったものの、今回は間があきすぎて出産の痛み、すべてもろもろおもいだせなくて大丈夫かな?初めて逆子を経験したり(直りましたけど)仕事の諸事情で5ヶ月まで妊娠を内緒にし仕事していたこと。そんな中で見つけた矢島助産院。上の子は地元の個人産婦人科で出産。初めての子でそれこそ抱っこの仕方、おっぱいが張るということも知らず、退院してからがオロオロ、でもそんなもんかと思っていた当時。

 2人目。当時人気のあった産婦人科の病院。食事が美味しいという単純な理由で決めた私。そして2人の出産を振り返ってみて、こういう思いはもうしたくないなと思った。

・分娩台での自由のきかない固定された体&ライト

・初日から母児同室ではなかったため、勝手に粉ミルクも与えられていて、母子手帳に「混合」と書かれたこと(できれば母乳のみで育てたかったので)

・病院のオリジナルグッズのおみやげ(病院名が入っているTシャツやバスタオル。)

Tシャツはお蔵入り。そういうことにお金をかけたくないと思う派。そのような考えのもとで初回説明会に参加させていただき迷うことなく「ここ」と。宝石を見つけ出した気分の私。Feering Birth私の求めていることと一緒だ!!決めてからは出産が待ち遠しく楽しみにしてた私。

 いざ本番。忘れていた痛みがジワジワ。足の震えも止まらない。でも今回は家族全員出産を応援してくれてる。矢島さん、助産師さんみんなの声が聞こえる。しっかりしなきゃ。でもだんなの握っている手の方に力が入ってしまい、なかなか下の方に意識がうまくできない…でも赤ちゃんも頑張っているんだから私も頑張らなくちゃ。その考えの繰り返し…「上手!上手!」の声に感覚をつかむ。あとは無我夢中でした。赤ちゃんを抱きよせたとき安堵の涙。その時の私の様子を娘(高1)は、ジョークを交えて「ヤマンバのようだった(笑)」と今では笑い話。立ち会いに最初は躊躇してただんなも、最後は一緒に「フーフー」と呼吸してくれるのが聞こえて、みんなにおめでと~!と言ってもらえて無事娘を出産。すごい幸せです。息子(中2)はどう感じたのか直接はきいてません。だけど彼のこれからの人生の中で、今回のこの立ち会いという体験は何かしら大きな意味があると思っています。入院期間中も皆さんすごく丁寧に、親切に対応して頂き感謝、感謝の日々です。

残念なことは、もっと早くから矢島助産院の存在に気付いていれば…情報不足だった当時の私に今となっては後悔(笑)。もう一人は…考えていません。年齢的にも経済的にも。ただ娘がそのうち結婚し、(今16歳なので5年後とかでもありえる?)妊娠した時は自信をもって矢島助産院を勧めるつもりです。そして、出産とは、こんな温かい気持ちになれるんだと言うことを感じて欲しいと願っております。

Kさん

出会いは『Feeling Birth~心と体で感じるお産~』。この本を吉祥寺の書店で手にしなければ、私たち家族が矢島さんでこんなに幸せなお産を経験させてもらうことはなかったと思います。

39歳初産婦。長い子育てに備えて、出産はなるべく簡単に済ませなさい!無痛分娩が良いよ。総合病院にしなさい!出産後は母児別室がオススメ!!

色々なアドバイスを友人たちにもらい、無痛分娩!と思っていた私にとって、本に書かれた矢島さんの女性に対する深い思いと、矢島さんで出産されたお母さん(ご家族)方の感想はとても衝撃的でした。

人間だけが医療機器に囲まれた空間でなければ出産できなくなってしまったように思っていたけれど、そうだ、私たちだって動物なのだからもっと自然に、もっと思いのままに産んでもいいんだ!!

私も矢島助産院で産みたい!自然に産みたい!どんなに時間がかかっても、それが産まれてくる子と私たち(親)との初めての共同作業となり、幸せな経験として思い出せるのであればどんなにステキなことだろうか。

決めた!! → 主人と両親に安心してもらい、応援してもらえるよう説得!

そして出産当日…前日二日間、前駆陣痛に苦しみ、夜は座れず、眠ることもできず、立ったまま過ごす。朝が来ると何となくホッとする。

頃合いを見ては助産院に電話。電話の向こうで優しく対応して下さる。パワーをもらえる。

13日。今日一日痛みに耐えられるかな…

5~6分間隔になったので電話。一度見て頂くことになる。

主人と助産院に到着すると、それだけでホッと一安心。(コレ、すごく大切なことですね)

痛みに背中をさすってもらっていたら破水!入院決定!

床さんに「あなたよく頑張ったね。5~6㎝くらい開いているわよ。ここで産めるよ!!」と言って頂いた時、ホッと安心したのと嬉しいのとで、鼻水まみれに泣いていました。

良かった~

約11時間のお産。高齢所産だからかなかなか進まず、床さんのアドバイスで“便座でスクワット!?”便座の上に完全に乗ってしまっていきむ。いまだにどれだけ長い時間トイレにこもっていたのかわからないのですが、ずーーーーーーーっと助産師さんが一緒にいてくれました。恥ずかしいとか考える余裕なんて全くなく、痛くなると助産師さんに抱きついて思い切り力を入れていました。

最後は和室に戻り、姿は見えないものの、床さんの声と背中をさすって下さる掌の気持ち良さに導かれ、「痛い痛い」と叫びながら出てきた頭(髪の毛?)を触らせてもらい、まさに今、この世界に出てくる我が子を取り上げさせてもらえた感動は今も忘れることができません。

ここで出産させてもらえて本当に良かった。

矢島助産院では皆さんが笑顔で声をかけて下さいます。

それは健診に通っていると時も、出産時も、出産後の入院時もいつも同じです。どんなに忙しくても研修生の方であっても、皆さんが笑顔で私たちに接してくれます。暖かい助産院です。

私はここが大好きです。ここの皆さんが大好きです!本当にありがとうございました。

 

Mさん

 こんなにも幸せなお産ができるとは…!矢島助産院は、私にとって宝物の「ように素敵なところ。赤ちゃんがいて、ママがいて、笑顔がたくさんあって、頼れるスタッフさんがいて、美味しいいもの、気持ちいいもの、何でもあるところだと思いました。

 長女の妊娠中も自然分娩の本を読んで「いいな~」と思っていましたが、里帰り出産することになり、総合病院の産婦人科で出産しました。陣痛促進剤をなるべく使用しないようにしてくださったり、地元では古くからある良心的な病院でしたが、長い陣痛の間、助産師さんは時々様子を見てはいってしまうので、ただじっとひたすら痛みに耐えていたのを覚えています。いざいきむときも、タイミングが全く分からず、吸引・かんし分娩になりました。私は迷える子羊状態でしたが、それでも無事に産まれてきた娘のカエルのような足が見え、わが子を胸に抱いた時には嬉しくて涙が出ました。「人生で一番痛みに耐えて100%頑張った」と思いました。それから「もし、第二子を授かる時には、助産院で産めたら…」と望んでいました。

 以前、自然育児友の会の方とサロンを利用したことがあったんのと、職場の先輩が数人矢島さんで出産をされ、「あそこは妊婦のディズニーランドだからね~」と話していたのがきっかけで、自然と「矢島さんで産みたい。」と決めていました。「お産のときに一人にしない」と聞いてはいましたが、まさか本当にここまでつきっきりで支えてくださるとは…。本当にありがたかったです。陣痛の最初は少し気恥ずかしい感じもしましたが、おしるしがあった後、陣痛の波が遠のいたかのようでしたが、お手洗いで急にいきみたくなり、赤いおしるしが出て、矢島先生、助産師さん、家族がかけつけてくれました。

 和室に矢島先生をはじめ3人もの助産師さん、実習生のかた、家族が集まってくれました。正直痛いは暑いは、無我夢中で視力も悪いので人の顔はほとんど見えませんでしたが、声を聞いて矢島先生と助産師さんも来てくれたことがわかりました。家族は自宅に戻っていたので、タクシーでかけつけるのが間に合うか不安でしたが、矢島先生が手を握り声をかけてくださり、「家族が間に合わなくてもしょうがない。私は助産師さん達がいてくれるから、とにかく元気な赤ちゃんを産もう。」と腹をくくることができました。

 「痛いよ~」と言っても全てを受け入れてくれました。おしりを押さえてくれるので力の限りいきむことができました。長い陣痛にヘロヘロで、「何回いきんでもひょっとしてダメなんじゃあ…」と弱気にも一瞬成りかけましたが、「足を自分で持って」「上手よ~」と励ましてもらい「今頑張らなかったら何の為に体を鍛えたんだ~!(たいして鍛えていませんが)次で決める!」と力を振り絞りました。助産師さんの呼吸について「こっちの方向にいきんで~」「目を開いて」と言われたとおりにすることで、道が開けました。赤ちゃんの顔が出てきて、熱いものが通っていく感覚。「ファ~ファ~」と胴体がニョロニョロ出てくるのを、初めて感じました。羊水が出る感覚も初産では全く分かりませんでした。赤ちゃんを両手に抱いてとりあげ、胸の上で抱きしめたら、涙が込み上げてきました。「私が産みました!」と思いました。こんなにも痛みに弱い私が産めたのは、矢島助産院だったから。たくさんの助産師さんと家族が支えてくれたからです。「ありがとうございました~。」と号泣でした。

 その後も胎盤が出て、見せてもらいました。母も私も(主人も子どもも)初めてでした。胎盤が小さめで臍帯も細くてはじっこについていたそうで、無事に大きく産まれてきてくれたことに改めて感謝しました。

 そのまま和室で朝を迎えました。こんなにも幸せな、美しい朝を迎えたことはありませんでした。昨夜の痛みは嘘のように、身体は軽く、元気がモリモリわいてきて、エネルギーに満ち溢れているのを感じました。初産の時はかなり切れてしまっていたので、今回も小さな傷はありましたが、経過は極めて順調でした。初産の時は直後熱が出て、痛みで産後全く眠れませんでしたし、尿もでずカテーテルで取ってもらいました。それに比べ今回は翌朝からの回復が随分と早かったように思います。

 美味しいお食事、優しいスタッフの方、母体の状態に合わせたきめ細やかなケアのおかげで産後の入院は天国のように癒されました。お灸にオイルマッサージ、ごぼうの種にたんぽぽ牛蒡茶など…。特にいきんだ時の筋肉痛か肩と腕、背中がゴリゴリにこってしまった私にとって、背中のマッサージは本当に気持ち良かったです。ファミリーサロンの生態や鍼灸の方にも出張して来て頂きました。

 私は35歳で、今回のお産をラストチャンスだと思って頑張りましたが、また産みたくなる気持ちがよく分かりました。私はともかく娘にも今回私があじわうことのできたような素敵なお産を将来して欲しいと願っています。母も「すごいわ~いいところを見つけて良かったね。」と言ってくれました。余計なお世話でしょうが、いつも今でも私を助けてくれる母にも、こんなお産を体験させてあげたいような心境です。

 

またここに帰ってきたいです。

矢島助産院のみなさま、矢島先生本当にありがとうございました。

そしてこれからもよろしくお願い致します。

 

Nさん

 矢島助産院で出産出来たこと、私はもちろん家族全員心から感謝しています。ありがとうございました。いつも優しく、楽しく明るく声をかけてくれるスタッフの方がいるから、矢島さんの言われる「別世界」に旅だてるのだと思います。心から信頼でき話をすることが出来る人に出会う!!これがなければ別世界はないのではないかと思います。皆さんに支えられて与えられた5人家族です。大切に仲良く楽しく!!そして私も母として妻として、人として「別世界」を与えられる女性でありたいと思います。文字には出来ない位の沢山の感謝を込めて・・・

 

Sさん

 産院に到着してから一時間半での出産。三人目にして一番大きくて。一番スピーディーなお産でした。

妊娠初期から貧血もあったし、体もしんどいと感じる日が多かった今回、赤ちゃんが元気で生まれてきてくれることを心から願って、予定日から一週間過ぎたこの日を待ちに待っていました。次女の出産に続き、また助産院で産む喜びと楽しみを体験できたことは、私の人生の中での大きな自慢と幸せの種になると思っています。

 初期の貧血は本当にしんどかった。つわりで食べられかったというのもあるけど、あんあに体がしんどいのは初めてで、4人のお子さんのママである助産師さんに「3人目がやっぱりしんどかったよー」って言われてみんなそれを乗り越えて元気な子を産んでるんだ!と勇気が出ました。アルプス薬局でいただいたレバコールとアスリーブ、値が張るので泣きそうでしたが効果はバツグン!体作りって大切ですね。出産だけに限らず、ずっと元気でいるためにも、いたわってあげなくちゃと思いました。体が元気なら心も元気です。母が元気なら、子どもも、仕事で疲れた夫も元気です(たぶん)。

 楽しみにしていた20週を過ぎての助産院での健診。幼稚園で行かれない長女はくやしがっていたし、2歳の次女も「やじまさんいくー」と楽しみにしていました。子どもにも好かれる場所ってステキですよね。

 中期・後期・magiwaと何度かある学習会で顔を会わせるお母さん達。健診で交わす言葉も増えるし、出産が重なって入院生活が楽しく会話できるのも矢島助産院で産む魅力の一つだと思います。上の子の話しや夫の話し、仕事の話しなど、とにかくしゃべることでストレス発散にもなるし、同じ想いをもっている人がいるって知るだけでも元気が出るし、おいしいごはんがもっとおいしく感じました。病院でベットの上で食べる一人ごはんは淋しいです。

 夕食後、矢島さんを交えての談話で女性の地位を守る、出産に対する熱い想いやだんな様との馴れ初めを聞くことが出来たのが楽しい思い出です。テレてる矢島さんは本当にかわいらしかった。ステキなご夫婦、憧れです。

 近頃よく聞く無痛分娩とか和痛分娩。私は出産の痛みは決してつらい痛みではないと思います。あの痛みがあるから語れる出産でもあるし、自分の誇りにもなるんだと思っています。どうか、無痛分娩などが当たり前になんかなっていきませんように。3人の娘には、女性の身体がどんなに素晴らしくて不思議なものであるかを伝えられる母でありたいと思っています。

 今回こうやって無事に三女を出産できたことに矢島さんはじめスタッフの皆様に心から感謝しています。本当に幸せな気持ちで満たされています。分娩室で矢島さんの「愛してるからね」が嬉しかった。忘れません。

私もいつか仕事をはじめたとき、皆さんのように生き生きと、そして人を幸せにできるよう常に心がけていきたいと思います。

 最高の時間をどうもありがとうございました。

 

見守ってくれた家族へ―

 長女、2回目の立ち会いありがとう。前より大きくなって、きっとびっくりドキドキもしてただろうね。手を握ってくれたの嬉しかったよ。すごくたのもしく感じました

 次女、ちっちゃい手で頭をなでてくれてありがとう。「あかちゃんがんばれ」もしっかり聞こえました。りっぱなお姉ちゃんに見えたよ。妹よろしくね。

 夫、娘三人とも立ち会えたね。すごいね~。語ってやってね。これからは娘三人+私の口うるささに負けずに頑張って下さい。仕事大変だよね。本当にありがとね。

 お母さん、私を女に産んでくれてありがとう。出産の喜びを満喫できました。子ども達の世話もどうもありがとうございました。

 最後に赤ちゃん、私達のところに生まれてきてくれてありがとう。かわいい、かわいい女の子。優しくてパワフルなお姉ちゃん達と仲良くね。お母さんも仲間に入れてね~。

 

Tさん

矢島助産院への長い道のり―

 そろそろ2人目をと思ってから娘を授かるのに、結局2年かかってしまいました。長女出産後に矢島助産院を知り、次はここで!と決めてから四年…この間、ファミリーサロンやヘルパーさんには随分お世話になり、目の前の道を月イチペースで歩いていましたが、助産院には入ることが出来ず…

 ついに妊娠し、多少不安の残る中うけた初回説明。病院との連携についてきくと、助産師さんの言葉の端々に心から土屋先生を信頼していることが伺えました。それが決め手!!でようやく明るい気分で分娩を申し込めたのでした。

「そこが腕の見せ所」―

 前回のお産では自分が今何をすればよいのかわからず、痛みにのせてイキんでしまい、おシモをさいて娘を産出しました。「助産院だと切れないらしい」と耳にしたのがそもそも興味をもったキッカケです。でもどうやって?ある健診の日聞いてみると、助産師さんが「そこをうまくリードするのが、助産師の腕の見せ所かなー」と。期待がふくらみます。しかも、陣痛の中入院してみると、夜勤の担当はあの助産師さん。よい腕を見せていただきましょう!!…本当にその手の方へ導かれて次女がこの世に誕生しました。女に二言はない。イヨッ!!本当に有難う。

「私はバカにはならないけど」―

 後期学習会で「バカになる」「別世界に行く」という言葉を聞き、夫にはとても心に残ったようでした。一方私は「2度目のお産、何もかも前回よりSTEP UPする!」と決めていたので、心の中で「でも私はそこまでいかないと思う」と思っていました。

「汗をかき出すとお産が進んできた合図」と聞いても「私は汗かかないタイプだからな」なんて。

 しかしまぁ、今思い返しても顔から火が出るような取り乱しようでした。長女が横にいるのに泣き声は言うは叫ぶわ、汗をかかないどころか、暑くて暑くて学生さんに「ウチワ!!」とどなるわで、正直お産の振り返りがまともにできていません。

 でも、みんなの声に励まされ、下手くそなりに周りを信じてなんとかお産を乗り越えら本当に本当に今幸せです。そしてこんなヘタレな母を信じて、きっと母よりずっと頑張って出てきてくれた次女。尊敬します!有難う。ずっとドキドキしながら私のそばにいてくれた長女。その長女を後ろから抱きしめつつ私のことも見守ってくれたダンナ様、有難う。

産後のケアも素晴らしい!―

 矢島さんのお産の素晴らしさ、アットホームさ、お食事の美味しさ…どれも噂通りで大満足です。そしてこれは知らなかったのですが、入院中のケアが素敵すぎ!!おっぱいマッサージにお灸、背中のアロママッサージ…これらを赤ちゃんと添い寝でうけられるのもとても良いです。赤ちゃんのようす、体のこと、いろんな話をしながら不安が1つ1つ解消されていくようです。夜中でも赤ちゃんが泣く度、授乳の度寄り添ってくれて心強いのです。「この場合はこうしましょう」という教科書的な教え方はせず「こうしてみましょうか。」「あら、ちがうね。じゃあこの手でどう?」「このこはこういうタイプなんだ」「今はそんな気分じゃないみたいね」こんな一見何でもないような言葉に母親は今後も救われるのだと思います。

 大好きなこの街に、また1つ大好きな場所がふえて幸せです。

 矢島先生、皆様、有難うございます。

 

Yさん

はじめに、矢島さん!スタッフの皆さん!本当にお世話になりました。

赤ちゃんを生むたびにこの場所が大好きで、大切な場所になります。今回もまた、ステキな時間をありがとうございました。

 今回無事に4人目の赤ちゃんが生まれてきてくれて感じられた事、それはあの部屋にいた皆さんの温かさ!赤ちゃんの強さ!自分の強さ!です。「がんばって生もう!」の矢島さんの一言から始まって、「痛いね~」って「がんばってるよ~」って「上手だよ~」って、みんなはげましてくれて、それに答えるようにぐんぐん降りてきてくれる赤ちゃん。ぐんぐん降りてきてくれる赤ちゃんをしっかり感じながら生もうとする自分。みーんなで一体になっているようで、本当に幸せな時間でした。これからご出産される方々も、どうか自分の強さを信じて幸せなお産を迎えてほしいなぁ~って思います。女は強い!ですから。

 妊娠・出産は奇跡。そんな奇跡が生み出してくれた宝物を大事に、そして、そんな奇跡を次につなげられるよう、日々を大切に生きていきたいと思います。

 最後に4人の子ども達を無事に産み育てられる、この強い私を生み、育ててくれた両親に今一度、心から感謝します。

 ありがとう。私は幸せです。