Kさん

出会いは『Feeling Birth~心と体で感じるお産~』。この本を吉祥寺の書店で手にしなければ、私たち家族が矢島さんでこんなに幸せなお産を経験させてもらうことはなかったと思います。

39歳初産婦。長い子育てに備えて、出産はなるべく簡単に済ませなさい!無痛分娩が良いよ。総合病院にしなさい!出産後は母児別室がオススメ!!

色々なアドバイスを友人たちにもらい、無痛分娩!と思っていた私にとって、本に書かれた矢島さんの女性に対する深い思いと、矢島さんで出産されたお母さん(ご家族)方の感想はとても衝撃的でした。

人間だけが医療機器に囲まれた空間でなければ出産できなくなってしまったように思っていたけれど、そうだ、私たちだって動物なのだからもっと自然に、もっと思いのままに産んでもいいんだ!!

私も矢島助産院で産みたい!自然に産みたい!どんなに時間がかかっても、それが産まれてくる子と私たち(親)との初めての共同作業となり、幸せな経験として思い出せるのであればどんなにステキなことだろうか。

決めた!! → 主人と両親に安心してもらい、応援してもらえるよう説得!

そして出産当日…前日二日間、前駆陣痛に苦しみ、夜は座れず、眠ることもできず、立ったまま過ごす。朝が来ると何となくホッとする。

頃合いを見ては助産院に電話。電話の向こうで優しく対応して下さる。パワーをもらえる。

13日。今日一日痛みに耐えられるかな…

5~6分間隔になったので電話。一度見て頂くことになる。

主人と助産院に到着すると、それだけでホッと一安心。(コレ、すごく大切なことですね)

痛みに背中をさすってもらっていたら破水!入院決定!

床さんに「あなたよく頑張ったね。5~6㎝くらい開いているわよ。ここで産めるよ!!」と言って頂いた時、ホッと安心したのと嬉しいのとで、鼻水まみれに泣いていました。

良かった~

約11時間のお産。高齢所産だからかなかなか進まず、床さんのアドバイスで“便座でスクワット!?”便座の上に完全に乗ってしまっていきむ。いまだにどれだけ長い時間トイレにこもっていたのかわからないのですが、ずーーーーーーーっと助産師さんが一緒にいてくれました。恥ずかしいとか考える余裕なんて全くなく、痛くなると助産師さんに抱きついて思い切り力を入れていました。

最後は和室に戻り、姿は見えないものの、床さんの声と背中をさすって下さる掌の気持ち良さに導かれ、「痛い痛い」と叫びながら出てきた頭(髪の毛?)を触らせてもらい、まさに今、この世界に出てくる我が子を取り上げさせてもらえた感動は今も忘れることができません。

ここで出産させてもらえて本当に良かった。

矢島助産院では皆さんが笑顔で声をかけて下さいます。

それは健診に通っていると時も、出産時も、出産後の入院時もいつも同じです。どんなに忙しくても研修生の方であっても、皆さんが笑顔で私たちに接してくれます。暖かい助産院です。

私はここが大好きです。ここの皆さんが大好きです!本当にありがとうございました。